【閲覧注意】意味が分かると怖い話 PART1
■赤い部屋
ある女性が、進学のためにとあるマンションで一人暮らしを始めました。生活をしていくうちに、壁に小さな穴が空いていることに気がつきました。その穴は隣の部屋まで続いていて、穴の向こうは真っ赤でした。
隣の部屋の壁紙は真っ赤なのかな、隣の人は赤いものが好きなのかなと思いつつ、いつ見ても穴の向こうは赤い世界が広がっていました、
ある日、自分の部屋の前で掃除をしている大家さんと会いました。なんとなく気になっていた隣人について聞いてみることにしました。
「私の隣の部屋にはどのような人が住んでいるのですか?」
「あなたの隣の部屋には、病気で目が赤い人が住んでいますよ」
■黄色いパーカー
ある日僕は友人のアパートに遊びにいきました。そのアパートは一階に共同トイレがあり、友人の部屋は一階の一番奥でした。
昨夜の晩からずっと飲み続けていたために気分が悪くなり、僕はトイレに行くことにしました。用を済ませトイレを出ると、前にキョロキョロしながら黄色いパーカーを着た青年が「オハヨウゴザイマス!」とあいさつをしてきました。
僕は普通に「おはようございます」とあいさつをし、部屋に戻りました。
その数分後、今度は友人がトイレにいきました。トイレから帰ってきてすぐに、「知らない青年があいさつをしてきた」と言って、挨拶を返してきたと言ってきました。
その後眠っていると、友人が「おい起きろ!これ見ろ!」と必死に起こしてきました。友人はテレビを見ながら青ざめていました。テレビを見ると、「白昼堂々通り魔!」というニュースがやっていました。
通り魔を目撃したおばあさんの証言は、黄色いパーカーを着た青年であったとのことで、そして逮捕された少年の動機は
『あいさつをしたのに返さなかったから刺した』
■重大なミス
僕は今日重大なミスを二つ犯してしまいました。
一つ目は、朝遅刻をしてしまいそうで焦っていたため、家の鍵をかけ忘れてしまったことです。これは会社に到着してから気づきました。まぁ僕の家は風呂なしの1Rだし、盗られて困るものもないのですが・・・。
そしてもう一つは、会社で使う携帯電話を忘れてしまったことです。朝トイレで携帯電話をいじっていて、そのままトイレに置きっぱなしにしてしまったのです。営業のお仕事をしている僕にとって携帯電話がないのは致命傷であり、案の定上司に怒られてしまいました。
なんとか仕事を終え、帰宅をしました。鍵を開けて家に入ると、部屋がめちゃくちゃに荒らされていました。空き巣に入られていたのです。
窓は空いてなかったので、きっと玄関から入ったのだと思いました。
今日はなんてついてない日なんだろうとため息をつき、荒らされた部屋を見渡しました。不幸中の幸いで、特に何かが盗られた様子はありませんでした。
とりあえず警察に通報しなくちゃとポケットに手を入れましたが、携帯電話がありません。そうだ、トイレに忘れたんだった。
僕はトイレに向かいました。
※解説
鍵をかけ忘れていたのに、帰宅した際鍵がかかっていたのは中にまだ空き巣がいるから。そして風呂なし1Rの部屋で隠れられるのは・・・。
■未来予知
昔の話だが、ガキの頃は毎日親友のAと一緒に学校から帰っていた。
俺「なぁ、来週テストだろ?明日一緒に勉強しようぜ」
A「わりい。明日はドラクエ1の発売日だから学校サボって買いにいくんだ」
俺「お前は勉強もせずにゲームばっかやってて授業中もほとんど寝てるくせに成績いいよな」
A「俺実は未来予知能力があってさ、テスト内容分かるからいつもいい点とれるんだ」
俺「はぁ?そんな能力あったら競馬の結果教えてくれよー」
A「嘘だよ、冗談だよ」
そしてテストでAは満点をとった。今思えば当たり前のことだったのだ。
※解説
ドラクエ1の発売時、シリーズ化されることは誰も知らない。Aはこの時点でシリーズ化されることを未来予知能力で知っていた。
■ビデオテープ
一人暮らしをしている大学生の男がいた。男が住んでいるのはごく普通のアパートだが、たまにおかしなことが起こった。大学から帰宅すると、物の位置が微妙に変わっている気がするのだ。
最近は誰かにつけられているような気もしていた。さすがに気味が悪くなり、思い切って大学の友人に相談をしてみることにした。
「お前ストーカーされてるんじゃない?最近は男がストーカーされることもあるみたいだし」
「そうなのかな・・・。でも被害がないと警察は動いてくれないっていうよね」
「じゃあ大学に行っている間ビデオカメラで部屋を撮影しておけば?もし本当にお前の家に誰かが侵入していて、その証拠があれば警察も動いてくれるでしょ」
そして翌日男は部屋にビデオカメラを設置してから大学へ行った。
帰宅後、やはり部屋に違和感を感じた男はビデオテープの録画を止め、すぐに再生をした。
しばらくは何も映らなかったが、早送りをしてみると、見知らぬ女が映りこんだ。しかも手には包丁が握られていた。
男は背筋が凍る思いだった。女は数分部屋を徘徊したあと、ごみ箱をあさり、洋服のにおいを嗅いだ。そしてなぜか女は押し入れに入った。
その後すぐに今度は男がビデオカメラに映りこんだ。部屋に入ってきたのは自分だった。そしてビデオの中の自分はカメラに近づき録画を止めた