米ぬか美容法

現在、ほとんどの家庭が既に精米された白米を購入しており、それを主食としています。玄米を食べる家庭も中にはありますが、それは少数であり、米ぬかを見る機会はあまりないのではないでしょうか。米ぬかって、聞いたことはあるけれど実際何なのかは分からないという方も多いことでしょう。玄米（茶色っぽい胚がついている状態のお米）から、外側の茶色い層と胚を取り除くと白米になります。その際に取り除かれた部分こそが『米ぬか』なのです。

 

■こんなにあるの！？米ぬかの活用法

米ぬかには様々な利用方があります。掃除や料理、美容など内容は多岐に渡り、私たちの生活に役立つものばかりです。米ぬかはお米屋さんにて無料で配られていることもありますし、有料であってもその用途や栄養価から考えると、極めて安く購入をすることができます。

さっそく、米ぬかの主な利用方法を挙げていきます。

 

○生活

• 食器洗い洗剤として

 

米ぬかをそのままスポンジにつけて洗うと、食器の油汚れが落ちます。

• 消臭剤として

 

煎った米ぬかをにおいの気になる箇所に置いておくと、においを消してくれます。

• 肥料として

 

米ぬかの栄養価は高く、雑草や落ち葉などと混ぜて土に埋め発酵させると、栄養価の高い肥料になります。

 

○美容

• ボディソープ・洗顔料として

 

米ぬかをお湯に浸し、それで体をこすると汚れが落ち、お肌に栄養と潤いが行き渡ります。非常にすべすべな洗い上がりです。

 

• 入浴剤として

 

米ぬかをガーゼにくるみ、輪ゴムなどで縛って中身が出ないようにします。それを浴槽に入れると簡易入浴剤になります。お肌が非常に潤います。

 

• お顔のパックとして

 

洗顔後、お湯と混ぜてドロドロにした米ぬかを顔に乗せて10分程置き洗い流します。高い保湿作用でツルツルお肌になります。米ぬかを載せる前に顔にガーゼを一枚ひくと、パックを取る時に楽になります。

 

○食用

そもそも米ぬかが玄米から取り除かれる理由として、独特な風味があることが一番に挙げられます。それは日本人が好む風味や味ではないので、健康志向の方以外はほぼ白米が食べられています。しかし、米ぬかには白米とは比べられないほどの栄養素が含まれており、ビタミンＢ1は約20倍、食物繊維はホウレンソウの約10倍も含まれているのです。他にも多くの優れた栄養素を含んでおり、大変体に良い食材なのです。米ぬかに含まれる主な栄養素を挙げていきます。

 

 

• ビタミンＢ1・Ｂ2・・・肌の新陳代謝を促し、美肌に効果あり。
• ビタミンＥ・・・アンチエイジングに役立つビタミンです。若返り効果。
• カルシウム・・・お肌の抵抗力をアップさせます。骨を丈夫にします。
• 鉄分・・・貧血防止に有効。お肌の新陳代謝を促します。


• フィチン・・・抗がん作用があると言われています。
• イノシトール・・・神経機能を正常に保つなどの効果があります。
• ｙ-オリザノール・・・肩こりや腰痛などの症状をやわらげます。米ぬか特有の成分。
• フェルラ酸・・・アルツハイマー病の予防や美白効果があります。
• ダイエタリーファイバー・・・血中コレステロール値を下げる。ダイエット効果がある。

 

このように、まるでサプリメントかのような高い栄養素が含まれているのです。上記の栄養素は一部であり、他にも多くの栄養素が米ぬかには含まれています。ですから、ぜひとも料理に活用していきたい食材ですが、料理用として米ぬかを使う場合は下ごしらえが必要になってきます。下準備と言っても簡単で、油を引かずにフライパンで乾煎りをするだけです（焦がさないように注意をして下さい）。だいたい7～8分煎れば気になるニオイもとれ、殺菌作用により保存が効くようになります。きちんと密封すれば一週間ほど保存が効きます。

 

現在日本人の健康志向が高まり、その米ぬかを使ったさまざまな料理が考案されています。最も簡単な方法として、上記で下準備をした米ぬかを料理に混ぜる方法があります。例えばカレーやシチュー、ハンバーグ、味噌汁など、料理そのものの味が変わらない程度に混ぜれば、そのメニューの栄養価が格段に上がります。あまりにも多くの米ぬかを入れてしまうと、触感や風味を変えてしまうこともあるので、少量を使用することをおすすめします。

※米ぬかには農薬が残留しやすいことから、できれば無農薬の米ぬかを使用されることをおすすめいたします。

■米ぬかについてのまとめ

米ぬかは様々な用途で使用することができ、古くから日本人に親しまれてきました。現在その栄養素の高さから、おからなどと並び再び注目をされている食材で、活用をしている家庭やご飯屋さんが増えてきています。食材としてだけではなく、掃除や美容にも活用することができます。ぬか漬け以外にも様々な使い方のできる米ぬかで、健康美容ライフを送ってみませんか？

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優良サイト【見えラボ】より抜粋
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