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「アナフィラキシーショック」…とはどれくらい危険?

ハチに刺されると、その毒による痛みなど局所的な反応が起こるほか、
アレルギー反応のアナフィラキシーが起こる可能性があります。

局所反応とは、数日程度続く刺された部位の痛みや、
皮膚が赤くなったり(発赤)、硬くなったり(硬結)することです。

ほとんどの場合、治療は冷却や軟膏などの対症療法で十分です。

◆アナフィラキシーショックとは・・・


 

アナフィラキシーとは、超急性の全身性アレルギー反応のことです。

アナフィラキシーはハチに刺された人の0.3~3%に起こります。
典型的な症状は、
全身のじんましんやムズムズチクチクとした掻痒(そうよう)感ですが、

重症例になると、
上気道閉塞による呼吸器症状や血圧低下などの心血管症状を引き起こします。

これはアナフィラキシーショックとして知られている危険な状態であり、
最悪の場合、死に至ることもありますので十分な注意を払う必要があります。

◆1度目は大丈夫でも、再び刺されてアナフィラキシーショックを起こす!?

 

アナフィラキシーショックを起こすと、
毒バチに刺されてから早いと10~15分以内、
多くは1時間以内に死亡にいたることがあります。

そのため迅速な対応が求められます。
ところが実際に被害に遭う場所は、
人里離れた地域も珍しくなく、対応が難しいのです。

また、
以前毒バチに刺された際にアナフィラキシー反応を
起こさなかったという人も、決して油断できません。

赤く大きく腫れるなどの強い症状が出た人の場合、
次に毒バチに刺されたとき、1~5%ほどの確率で
アナフィラキシーショックを起こす可能性があります。

◆アナフィラキシーショックを防ぐには

 

ではどのような人がアナフィラキシーショックになりやすいのでしょうか?
現時点で明らかなのは、
以前にハチの毒によるアナフィラキシーを発症した人です。

この場合、次から毒バチに刺された場合に、
実に30~70%の確率でアナフィラキシーを起こすと言われています。

こうしたハイリスク群は、
エピペンと呼ばれる緊急対応キットを携行することが推奨されています。

発症後すぐにエピペンを用いることで、
アナフィラキシー症状を抑える、あるいは弱くすることができるからです。

実際に、アナフィラキシーショック発症後にエピペンをすぐに使ったことで、
重症化を防ぐことができた例が増えてきています。

※エピペンとは、
アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、
症状の進行を一時的に緩和し、
ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。

あくまでも補助治療剤なので、
アナフィラキシーを根本的に治療するものではありません。
エピペン注射後は直ちに医師による診療を受ける必要があります。

◆最後に


 

スズメバチは常々、
危険な生物として取り上げられています。

もちろんそのような一面があることは否定できませんが、
多くの場合、人からの刺激がその攻撃のきっかけとなっていることも事実です。

まだまだ山に、
行楽に行かれる方も多いですが、

スズメバチの特徴を理解して、
無用に彼らを刺激することは避け、危険のない生活を送りましょう。

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